第2次つくば市障害者計画後期計画 概要版
1.計画のポイント
① より充実した障害者施策を展開できるように,施策のテーマの新設や事業内容などを見直しま
した。
② 福祉支援センター利用者を対象に,福祉支援センターの現状や利用者のニーズに関するアンケ
ート調査を再度実施し,昨年度策定した「障害福祉計画」におけるアンケート調査結果も併せ
て,本計画に反映させました。
③ 成年後見制度等の利用の促進をしていく必要があるため,基本目標に「権利擁護の充実」を新
設し,成年後見制度の充実や障害者虐待防止について掲げました。
④ 「障害者差別解消法(障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)」に関連する項目とし
て,「差別の禁止」を施策のテーマとして新設しました。
2.計画策定の趣旨
本計画(計画期間:平成22~31年度)は,法令や社会環境等が変化したことや,本計画の中間年度
(平成26年度)が経過したことに伴い,これまでの本市の取組の進展などを踏まえた中間見直しを
実施し,『第2次つくば市障害者計画 後期計画』として策定するものです。
3.基本理念
計画の策定にあたっては,ライフステージのすべての段階において,全人的復権をめざす「リハ
ビリテーション」と,障害のある人もない人も共に住み慣れた地域や家庭で生活し,活動する社会
をめざす「ノーマライゼーション」の考え方に基づき,「完全参加と平等」をめざしていくことを
基本理念とし,平成4年10月12日の福祉都市宣言に示された理念の実現をめざして実施されるもの
です。
4.計画の位置付け
本計画は,障害者基本法第11条第3項に基づく「市町村障害者計画」として策定します。国およ
び茨城県それぞれが策定した関連の計画との整合・連携を図りながら,障害者施策を総合的にかつ
計画的に定め,「つくば市未来構想」(計画策定:平成27年3月)の部門別計画として策定します。
「愛」を基調とした「福祉都市つくば」宣言の実現
【国】
障害者基本計画(第3次) 〈平成25~29年度〉
【県】
新いばらき障害者プラン(第4期計画) 〈平成27~29年度〉
第2次つくば市 障害者計画 後期計画
・つくば市地域福祉計画 ・つくば市高齢者福祉計画 ・つくば市子ども・子育て支援プラン
つくば市未来構想
5.障害者計画と障害福祉計画の関係
障害者計画は,障害者基本法第11条第3項に基づく「市町村障害者計画」として策定します。ま
た,国及び茨城県が策定した関連計画との整合・連携を図りながら,障害者施策を総合的,計画的
に定めるものです。
一方,障害福祉計画は,障害者総合支援法第88条第1項に基づく「障害福祉サービスの提供体制
の確保その他この法律に基づく業務の円滑な実施に関する市町村障害福祉計画」であって,策定に
あたっては国の定める基本指針に即し,茨城県の計画との整合を図ります。
障害者施策の基本的な方向性を示す障害者計画と,障害福祉サービス等の提供体制の確保等につ
いて定める障害福祉計画とは,相互に補完的な計画として策定されるものとなっています。
6.計画の期間
本計画の対象期間は,平成28年度から平成31年度までの4年間とします。また,目標年度である
平成31年度には,事業の検証や評価を行った後,国の動向等を注視しながら次期計画の策定につい
て検討していきます。
ただし,社会情勢の変化や計画の進捗状況等により必要に応じ見直しを行います。
7.アンケート調査等の概要 ①アンケート調査
障害福祉計画 障害者計画
調査地域 つくば市全域 つくば市全域
調査方法 郵送配布・回収 郵送配布・回収
調査期間 平成26年7月30日~8月12日 平成27年6月9日~26日
調査対象(a)
市内に居住する障害のある方
1,400名
つくば市福祉支援センターを
利用している方
100名
有効回収数(b) 550名 56名
調査回収率
(b/a)
39.3% 56.0%
H24年度 25 年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度 3 1年度 32年度 33年度
つくば市未来構想(平成27年度~ )
第2次つくば市障害者計画 後期計画
つくば市障害福祉計画
(第3期)
つくば市障害福祉計画
(第4期)
つくば市障害福祉計画
(第5期)
(第6期) 第3次つくば市総合計画
(平成17年度~26年度)
②ヒアリング調査
障害福祉計画 障害者計画
調査地域 つくば市全域 つくば市全域
調査方法
ヒアリング用紙の郵送
または
面接方式
ヒアリング用紙の郵送
調査期間 平成26年8月15日~29日 平成27年6月9日~26日
調査対象(a)
つくば市福祉団体等連絡協議
会に加入している団体
13団体
市内において障害福祉サービ
ス事業所を運営する法人
39法人
有効回収数(b) 7団体 10法人
調査回収率
(b/a)
53.8% 25.6%
8.基本目標
① 保健・医療体制の充実 ~健康の維持回復のために~
障害の原因となるような疾病等の発生を防ぐため,そして障害の進行を抑制するため,「早期発
見体制」の充実が求められています。また,保健施策として,障害を軽減し,自立を促進するため
の「健康づくりの支援」はもちろんのこと,適切な医療を受けられる体制を整備していきます。
② 地域生活の充実 ~地域で共に生活するために~
それぞれのライフステージに応じた「保健・医療及び福祉が一体となった体制」を整備する必要
があります。また,障害のある人が地域で自立し,生きがいのある生活を送るために,適切な福祉
サービスを展開し,住民レベルでの日常的な交流が行えるよう,積極的な支援を図っていきます。
③ 療育・教育体制の充実 ~障害のある子どもを安心して育てるために~
障害の早期発見・早期療育により,障害の軽減や,機能回復を図ることが重要となっています。
そのために,まず,いつでも気軽に相談できるような療育相談が必要とされています。また,教育
の現場では,障害の特性に応じた教育の場や機会を提供し,一人ひとりの可能性を最大限に伸ばす
ことが大切です。保健・医療・福祉・教育等の分野でより一層の連携を図り,適切な教育を進めて
いきます。
④ 就労・その他の社会参加の支援 ~生きがいある生活を送るために~
障害のある人が地域で生きがいを持って生活し,社会経済活動に参加していくためには,障害の
ある人の働く意欲を尊重し,就労移行支援事業等を利用し,一般雇用はもとより,福祉的就労を含
めた雇用の促進に努め,自立のための経済的基盤の確立を図ることが必要です。
⑤ 福祉教育とボランティア育成の充実 ~相互理解と助け合いのために~
障害のある人を含む,すべての人々にとって住みよい平等な社会づくりを進めていくためには,
市民一人ひとりが障害の特性に応じた正しい理解と認識を深めることが大切です。そのため,福祉
教育や啓発広報活動を積極的に推進していく必要があります。また,障害のある人が自立し社会参
加していくため,地域の中で,ボランティア・NPO法人等の市民活動が大きな力となってきてい
ます。今後は,ボランティアの育成や活動の場・機会の提供,各種情報の提供等,市民活動を支援
する取り組みを積極的に進めていきます。
⑥ 生活環境の整備推進 ~暮らしやすく活動しやすいまちづくりのために~
暮らしやすく活動しやすいまちづくりのためには,障害のある人や高齢者のみならず,すべての
人に配慮したやさしいまちづくりを推進することが大切です。個人住宅や公共的施設等におけるバ
リアフリー化の推進,並びに周囲の理解などソフト面でもバリアをなくしていくことが非常に大切
です。さらに,ユニバーサルデザインの推進,また,コミュニティバスなどの交通手段の充実は,
引き続き,重要な施策です。
また,障害のある人が地域で生活できるよう,グループホームなどの生活の場,そして障害のあ
る人の活動拠点となる福祉支援センターを始めとした障害福祉施設の充実に努めていきます。
⑦ 権利擁護の充実 ~いつまでも自分らしく幸せに暮らすことを目指して~
権利擁護とは,人権をはじめとした様々な権利を保護したり,本人に代わってその財産を適切に
管理したりすることです。つまり,個人が人間としての尊厳を持って生きていくことを生活上の重
要な場面でサポートしていくことになります。
こうした「権利擁護」の問題は,今後,支援が必要な人の増加など,その需要に対応する体制の
整備が求められています。このため,障害のある人への成年後見制度の利用支援や後見等の業務を
適正に行うことができる人材の育成・活用の研修なども行い,成年後見制度等の利用を促進してい